はいさい!
お元気でしょうか?
今回はサーファーのための日焼け対策です。
ベテランのサーファーのみなさんの中には、
「日焼け対策なんてとっくに諦めてる」
「日焼けなんて気にしたこともない」
という方も多いかもしれませんが、
一方で、最近サーフィンを始めた方、これからサーフィンを始めてみたいが日焼けが心配という方もいらっしゃると思います。
太陽光降り注ぐ紫外線は皮膚を黒く日焼けさせるだけでなく、皮膚ガン、シミ、ソバカス、シワなどの老化の原因にもなってしまいます。
日焼け対策をとっくに諦めているベテランサーファーもこの記事を読んでいただき少しでも日焼け、紫外線対策を取り入れていただければと思います。
紫外線と日焼け止めの基礎知識
具体的な日焼け対策の前に、紫外線について少しご紹介しておきます。
紫外線の種類
紫外線は、その波長の長さによって「A波(UVA)」「B波(UVB)」「C波(UVC)」の3種類に分けられます。
この3種類の紫外線のうち、地上にまで届くのは、「紫外線A波(UVA)」と「紫外線B波(UVB)」の2種類です。
屋外でのスポーツや海水浴など、長い時間、日が当たる場所にいると、肌が真っ赤に焼けたようになることがあります。このような日焼けを「サンバーン」といい、その主な原因となるのが紫外線B波(UVB)です。
UVBは皮膚ガンやシミの原因になりますが、紫外線A波(UVA)に比べて波長が短いので、オゾン層や雲を通過して地上にまで到達するのは約10%程度です。
それに対して、紫外線A波(UVA)は、紫外線B波(UVB)に比べると、皮膚が赤くなるなどの急激な変化を肌に与えることはありません。
紫外線に当たってすぐに、皮膚が褐色になって痛みのない日焼け(サンタン)を引き起こすことはないので、目に見える症状がなく、UVBに比べると肌への影響は少ないように思えます。
しかし、最近の研究で、UVAが肌のシミやシワに大きく影響することがわかっています。
波長が長いUVAは、肌の奥深いところまで届き、少しずつ肌に悪影響を及ぼすのです。しかもUVAは、オゾン層や雲を通り抜けやすいので、UVBの20倍以上も地上に降り注いでいるのです。
窓ガラスをも通過してしまうので、家や車の中だからと安心はできず、また曇りの日でも対策が必須です。
何年、何十年後の自分の肌を守るためには、UVAとUVBの両方に対して対策が必要なのです。
日焼け止めに書いてある「SPF」と「PA」ってなに?
日焼け止めには必ず「SPF」と「PA」という表示があります。
「SPF」と「PA」はUVAとUVBを防ぐ指標となります。PAは+の数で表され、最大3つ(+++)までレベルがあります。
+の数が多いほど高いUVAの防御効果があるということを示します。
そして、人の肌がUVBによって影響を受け始めるまでにかかる時間は約20分と言われていますが、SPFの値は、この時間をどれだけ伸ばすことができるかということを表しています。
例えばSPFが30なら20分×30=600分、つまり10時間は日焼けを防ぐことができるという意味で、日常的に使う日焼け止めならPAは+か++、SPFは15~25あれば充分だと考えられていますが、海水浴やサーフィンなどをする際は、SPFは40~50のものを選んでください。
また、海で使う日焼け止めは、水に濡れて取れてしまわないように、ウォータープルーフのものを使いましょう。
またSPF20のものとSPF30のものを重ねて使えばSPF50のものと同じ効果を発揮する、ということはありません。SPF値の大きい方の効果となります。この場合は30ですね。きちんとSPF値の高いものを選んでください。
また塗り忘れやすいのが耳の裏です。ここにも忘れずに日焼け止めを塗ってください。
サーファーのための具体的な日焼け対策
日焼け止めを塗る
昔ながらの日焼け対策ですが一番効果があります。
サーファーにおすすめ日焼け止めバートラ
数多くの世界のトップサーファーをサポートし、ハワイのライフセーバーたちを統括する組織である「Hawaiian Lifeguard Association」の公式プロバイダーです。
「The Skin Cancer Foundation(皮膚癌財団)」が、この商品を日焼け防止にとても有効だと勧めたことで、サーフショップでは、売り切れてしまうこともあったようです。
サーファーにおすすめの日焼け止めバートラの特徴
- 防水効果が高い
- UVA、UVBの両方に効果がある
- スティックタイプで、塗りやすく、べたつかない
- 肌が弱い方でも使える
サーファーにおすすめ日焼け止めバートラの種類
- クリアホワイト(SPF50)
- ナチュラルベージュ(SPF38)
- コナゴールド(SPF38)
- ファニングクリア(SPF28)
- クリアホワイト(SPF45)
とにかく強力な日焼け止めが良い場合は、SPF値の一番高い「クリアホワイト(SPF50)」、日本人の肌の色に一番近く自然に見えるのは、「ナチュラルベージュ(SPF38)」です。
サーフハットをかぶる
日焼け止めにサーフハットも追加することでさらに効果を高めます。
サーフハットをかぶることで直射日光を遮ることができることができます。直射日光を遮ることで、肌はもちろん目も守ることができます。
サーフィンにおいても、アウトの波をきちんと目視できるというメリットもあります。
男性は女性に比べると日焼け対策に無頓着な人が多く、海で真っ赤に日焼けをしてあとでお風呂に入るときや寝るときに背中が痛くて困ったという話をよく聞きます。
日焼けが肌に悪影響を及ぼすことに男女のちがいはありません。男性もしっかりと日焼け対策を行ってください。
サーフィン前後で肌のためにできること
化粧水でしっかり保湿
日焼け止めやサーフハットを使って目に見える日焼けは防げたとしても、長時間、紫外線や海水にさらされた肌はすっかり乾燥しています。
シャワーで海水や日焼け止めを洗い流し、たっぷりの化粧水で肌を整えてください。また化粧水をだけでは肌の水分は蒸発してしまいます。乳液も忘れずに付けて、しっかりと肌に蓋をして乾燥を防いでください。
夏場は化粧水を冷蔵庫で冷やしておくと、冷たくて気持ちがいいのでオススメです。
食事からできる日焼け対策
日焼け対策は食事でもできます。体の中からきれいになりましょう。
紫外線に効果のある食べ物、栄養

ビタミンC
紫外線対策として有効な栄養素はビタミンCが有名です。ビタミンCには、シミやそばかすを予防する働きがあります。
ビタミンCを多く含む食べ物には、アセロラ、レモン、赤ピーマン、キウイ、イチゴなどがあります。
ビタミンCは水に溶けやすいという性質を持っているので、長時間水にさらさないように注意してください。
β-カロテン
β-カロテンには抗酸化作用があります。アンチエイジングには不可欠なものです。
β-カロテンを多く含む食べ物には、ニンジン、ホウレンソウ、ピーマン、カボチャなどがあります。
ビタミンE
ビタミンEも抗酸化作用が高い栄養素です。美白効果もあります。
ビタミンEが多く含まれている食べ物には、イクラ、オイルサーディン、アーモンド、サフラワー油などがあります。
ビタミンB2
皮膚や毛根の再生を促します。
ビタミンB2が多く含まれている食べ物は、牛レバー、ドジョウ、鶏卵、キャビアなどです。
亜鉛
皮膚や髪の健康を維持しているミネラルです。
亜鉛が多く含まれている食べ物には、生牡蠣、ビーフジャーキー、豚レバー、パルメザンチーズなどです。
この他にも、最近はもずくやフコイダンなどの海藻類の美肌効果も期待されています。
食べ物やサプリメントから上手に栄養を摂取してください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
非常に多くの項目になりましたが、取り入れられるところから取り入れて、
サーフィンで酷使している肌をたまには労ってあげてください。